江戸ぶら会とは

【概要】

平成二〇年(2010)に発足した趣味の会。
主に幕末の江戸切絵図(日本初の区分地図)や明治四二年測量の地形図(日本初の本格的な測量地図)などの古地図をもって町歩きする会です。
江戸から明治・大正・昭和・平成と、時代の移り変わりを感じながら歩きましょう
(参加費として一回500円をいただいております)。

【活動内容と現会員】

春から初夏(三月~六月)、秋から初冬(九月~十一月)にかけて、年に四回程度開催しています。
散策の所要時間はおおむね六時間。参加者は毎回、おおむね二〇名前後となっています(総会員数七〇名程度/2015年12月末現在)。
現在の会員は、年齢層(30代~70代)と職業(新聞出版関係者・弁護士・行政書士・会社社長・会社員・OL・主婦・空手道場主ら)とも多彩。 ある意味、歩きながらの“異業種交流会”といった面があります(ただし、迷惑行為は禁止です)。

スタート地点から古地図に記載された道を探しつつ、ゴールを目指します。
実際に歩いていると、現在の道が古地図どおりにカーブしていたり、直角に曲がっていたり、
当時のままのケースが多いことに驚かされます。
たとえば、「なぜ、この道はこんなふうに曲がっているのか」と古地図を見たときに感じた疑問が歩いていくうちに解けてきて、
皆さんは「道」や「町」の成り立ちをご自身で体感することになるでしょう。
そして、古地図を見て歩きながらの謎解き。これが最大の楽しみです。
もちろん、散策しながら沿道の名所旧跡では、会長の歴史研究家・跡部蛮が解説いたします。

【合宿と和服の会】

このほか、年に一回(五月末か六月末)、「合宿」もおこなっています。
古地図(「古都細見図」や「鎌倉細見図」など)をもって、京都や奈良、鎌倉ほかの古都をめぐっています。
また、不定期ながら、定例の江戸ぶら会や合宿とは別に「和服の会」(和服を着て町歩きを楽しみ、小粋な店で江戸情緒を味わう会)も催しています。